働き方
※このページはサステナビリティレポート2017の記事内容です。
基本的な考え方
富士フイルムグループは、身近な紙の情報を電子情報と融合し、さらにはクラウドサービスやモバイルソリューションとシームレスに統合することによって、社会のコミュニケーション環境を進化させてきました。デジタルデバイドを意識することなく、誰もが容易に様々な形態の情報にアクセスし共有することにより、オフィスや行政機関、教育や医療の現場など、あらゆる場所のサービスのあり方や働き方の可能性を広げていく。そのような「人」を中心においた価値あるコミュニケーションを通じて、新たな時代の多様な働き方を支援しています。
<社会課題>国際社会のリスク
- 就労格差
- 労働人口減少
- ダイバーシティーetc.
SDGsは、ジェンダーの平等、経済・雇用を目標の一つに掲げています。また日本では、2016年4月1日に女性の職場における活躍を推進する「女性活躍推進法」が制定されました。将来の労働力不足とともに、ニーズの多様化やグローバル化に対応するためには、あらゆる分野で人材の多様性(ダイバーシティー)を確保することが不可欠となっており、女性の活躍の推進は特に重要な課題といえます。
【重点課題1】 情報の壁を越えるコミュニケーションの促進
【目標】
- 企業内外のコミュニケーションを促進するソリューション・サービスの導入や提供事例の拡大
【重点課題2】 ダイバーシティーの促進
【目標】
- 時間や場所に左右されず、個人の専門性や生活設計に応じた働く環境を作るソリューションの実用事例の創出と拡大
SVP2016総括
場所や時間にとらわれず、多様な人々が自らの状況に応じた働き方ができる環境の構築に向けたソリューション・サービスの提供を進めており、2つの重点課題を掲げましたが、いずれの点でも大きな貢献を果たしました。
1. 情報の壁を越えるコミュニケーションの促進
情報の作成・伝達・共有・保存を、紙と電子を融合して効果的に運用する独自のソリューション「ドキュメントコミュニケーション」、事業所間や企業間での柔軟なプリント環境を構築する「Cloud On-Demand Print」や多言語コミュニケーションをサポートする「スキャン翻訳サービス」などの提供により、コミュニケーションの最適化に貢献しました。
2. ダイバーシティーの促進
複合機やクラウドサービス「Working Folder」とのシームレスな連携を実現した「DocuWorks Mobile」などモバイルワークを支えるソリューション・サービスやワークプレイス、煩雑な付帯業務を削減する業務プロセス改革など、長年にわたり取り組んできた働き方変革の研究、実践の結果をもとにした各種ソリューションを提供することで、生産性の向上につながるお客さまの働き方の変革に貢献しました。
新CSR計画「SVP2030」に向けて
自らの経営課題を解決した実践事例をお客さまにご紹介し、お客さまの課題を解決するICTやクラウド技術を活用した新しい働き方を実現する商品や、ソリューション・サービスの開発と提供により、働きがいにつながる環境づくりを進めていきます。
またICT技術革新が著しく進む現代においては、一人ひとりが高いパフォーマンスを発揮できる多様で柔軟な働き方を支援することは、自社の複合機やサービスだけでは実現できません。今後は様々なビジネスパートナーのクラウドサービスとの連携を進め、今まで以上に効率的な業務運用、迅速な対応、効果的なコミュニケーションを実現し、企業の働き方改革への取り組みの支援を通して、オフィスワークを新たなステージへと導きます。
2016年度トピックス
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