【重点課題3】製品・化学物質の安全確保:2016年度の活動
※このページはサステナビリティレポート2017の記事内容です。
化学物質管理
化学物質による人健康・環境への悪影響を最小化する国際目標に基づき、化学物質の危険有害性と使用時のばく露の両方を考慮した、リスクに基づく管理の重要性が一層高まっています。 国や地域によらず同等のレベルで化学物質を取り扱う従業員の安全を確保し、環境への影響を低減するため、国際的な整合性を重視して化学物質管理の体系を抜本的に見直し、新たな運用を開始しました。
化学物質の取り扱いでは、使用するすべての化学物質についてリスクアセスメントを実施し、リスクが許容される方法で化学物質を取り扱うことを定めました。
また、現在の化学物質規制のみならず、将来規制により使用が制限される可能性と化学物質の社会的な影響を考慮した管理方針に基づき、特定の化学物質の使用を、規制に先行して自主的に制限する管理を行っています。
化学物質管理のために新設した区分表
今後の進め方
新しい化学物質管理の仕組みを富士フイルムグループ全体へ展開し、その確実な運用を図ります。
製品化学物質管理
富士フイルムは、製品に含まれる化学物質の基準を富士フイルムグリーン調達基準として定め、お取引先と協力して製品の原材料や部品、部材に含まれる化学物質を管理しています。2016年度は、製品の化学物質情報を企業間で授受するための新たな仕組み、「chemSHERPA(ケムシェルパ)」の導入の準備を整え、お取引先に2017年度からの本仕組みの利用をお知らせしました。
今後の進め方
お取引先と協力してchemSHERPAを本格的に利用するとともに、chemSHERPAの運用を担うアーティクルマネジメント推進協議会の主要企業の一つとして、その普及に取り組んでいきます。
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