ページの先頭です



健康

 

※このページはサステナビリティレポート2015の記事内容です。

<トピックス2> 実用化を促進する再生医療等安全確保法を背景に再生医療への取り組みを加速

[重点課題3]

[写真]2014年12月に発売した再生医療のための細胞培養に必要な細胞外マトリックス「cellnestヒトI型コラーゲン様リコンビナントペプチド」

2014年12月に発売した再生医療のための細胞培養に必要な細胞外マトリックス「cellnestヒトI型コラーゲン様リコンビナントペプチド」

再生医療は、細胞・組織移植などにより損傷した臓器を再生し機能を回復させる新しい医療技術です。従来有効な治療法が確立していなかったアンメットメディカルニーズへの対応や臓器移植の代替など、今後の医療の可能性を大きく広げることが期待されています。2014年は、日本政府からの産業支援の一環である2つの法律(再生医療等安全確保法、薬事法改正法)の施行、iPS細胞を使った臨床応用の開始など、日本の再生医療にとって大きな前進の年となり、実用化に向けて世界的にも注目が集まっています。

富士フイルムグループは、国内で唯一、自家培養表皮や培養軟骨等の再生医療製品を上市するジャパン・ティッシュ・エンジニアリング(J-TEC)を連結子会社にもつ再生医療のトップランナーです。また、写真分野で培ったコラーゲン技術を基盤に開発した、細胞培養に必要な細胞外マトリックス「cellnest」を研究用試薬として発売したほか、再生医療における移植の効果を高める新たな移植形態「CellSaic」の製品開発にも取り組み、再生医療の発展に貢献する成果を出してきました。2015年3月にはiPS細胞の開発・製造の世界的なリーディングカンパニーである米国Cellullar Dynamics International社の買収に合意。今後は、iPS細胞を用いた再生医療にも事業領域の拡大を図ることで、アンメットメディカルニーズ解消に向けた取り組みを加速させます。

※このページはサステナビリティレポート2015の記事内容です。


   
ここからフッターです