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健康

 

※このページはサステナビリティレポート2016の記事内容です。

<トピックス5>超音波画像診断装置
臨床現場の多様なニーズに応えるタブレット型モバイル装置

[重点課題1]

[画像]超音波画像診断装置 2013-2015年活動経過

近年、超音波検査は患者の身体的負担が少ない低侵襲の検査として、病院の検査室に加え、救急・集中治療(ICU、NICU※1)などでの重症患者の検査、さらにクリニックや在宅医療などでも用いられるようになりました。特に、救急現場や在宅医療には機器の持ち運びが必要なため、優れた携帯性と鮮明かつ高精細な画質を両立し、診断に必要となる豊富な機能を搭載した装置が求められています。

富士フイルムは、医療用画像診断装置における豊富な実績を生かして、小型・軽量ながら高画質と快適な操作性を実現する装置の開発に取り組み、2014年には携帯型超音波画像診断装置のリーディングカンパニーであるSonoSiteとの初の共同開発による「FUJIFILM FC1」を発売、他に先駆けてPOC※2市場の多様なニーズに応える製品を提供してきました。2016年5月には、重さ約520gで白衣のポケットにも入る小型・軽量なタブレットタイプの超音波画像診断装置「SonoSite iViz(ソノサイト アイビズ)」を発売。携帯性だけでなく画質も追求し、独自の小型化技術によって新開発した画像処理回路を搭載し、140万画素の鮮明で高精細な画像を実現しています。さらに、カメラ機能を標準搭載し、救急や在宅診療の現場で患者の意識状態や外傷の状況、病状などを静止画や動画で撮影することができます。今後はセキュアなネットワーク環境下で検査画像を送信できる機能を追加していく予定であり、在宅医療、救命救急、僻地・災害医療など、医療提供体制の向上が求められる様々な医療現場をサポートしていきます。

※1 NICU:Neonatal Intensive Care Unit の略。新生児特定集中治療室

※2 POC:Point Of Careの略。患者の目前や在宅で検査を行い、治療方針の判断・処置を行うこと

[写真]高感度検出技術

片手で持ちながら親指でも操作が可能な画面サイズ7インチの本体と、セクタプローブで構成

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