働き方
※このページはサステナビリティレポート2016の記事内容です。
基本的な考え方
富士フイルムグループは、身近な紙の情報を電子情報と融合し、さらにはクラウドサービスやモバイルソリューションとシームレスに統合することによって、社会のコミュニケーション環境を進化させてきました。デジタルデバイドを意識することなく、誰もが容易に様々な形態の情報にアクセスし共有することにより、オフィスや行政機関、教育や医療の現場など、あらゆる場所のサービスのあり方や働き方の可能性を広げていく。そのような「人」を中心においた価値あるコミュニケーションを通じて、新たな時代の多様な働き方を支援していきます。
<社会課題>国際社会のリスク
- 就労格差
- 労働人口減少
- ダイバーシティーetc.
SDGsは、ジェンダーの平等、経済・雇用を目標の一つに掲げています。また日本では、2016年4月1日に女性の職場における活躍を推進する「女性活躍推進法」が制定されました。将来の労働力不足とともに、ニーズの多様化やグローバル化に対応するためには、あらゆる分野で人材の多様性(ダイバーシティー)を確保することが不可欠となっており、女性の活躍の推進は特に重要な課題といえます。
【重点課題1】 情報の壁を越えるコミュニケーションの促進
- 【目標】企業内外のコミュニケーションを促進するソリューション・サービスの導入や提供事例の拡大
【重点課題2】 ダイバーシティーの促進
- 【目標】時間や場所に左右されず、個人の専門性や生活設計に応じた働く環境を作るソリューションの実用事例の創出と拡大
2015年度の活動
富士ゼロックスは、場所や時間にとらわれず、多様な人々が自らの状況に応じた働き方ができる環境の構築へ向けたソリューション・サービスの提供を進めています。
2015年度は、利用者が自治体の窓口に行くことなく、セルフサービスで各種証明書を発行できる行政証明書自動交付システム「DocuStation C3375 CS」のほか、2016年1月から日本で導入された「マイナンバー制度」に対し、お客様のお取り組み状況に合わせ、負担を軽減しながら迅速な対応をサポートするソリューション・サービスを開始しました。
クラウドサービス「Working Folder」及び「スキャン翻訳サービス」においては、富士ゼロックスが提供する様々なクラウドサービスとの連携機能や利便性を高める機能を強化しました。また、ドキュメントの円滑な流通と情報活用によるコラボレーションや協業の促進へ向けて、クラウドを活用して事業所、企業間での柔軟なプリント環境を構築するプリントサービス「Cloud On-DemandPrint」など、お客様のモバイルワークを支援するソリューション・サービス群と複合機・プロダクションプリンターの新商品の販売も開始しました。
今後の進め方
複雑化する社会課題の解決に貢献するため、自らの経営課題を解決した実践事例をお客様にご紹介し、お客様の課題を解決できるICTやクラウド技術を活用した新しい働き方を実現する商品や、ソリューション・サービスの開発と提供を進めていきます。
また今回新たに、日本、北米、シンガポールの3拠点で、多様な文化をもつ従業員が製品開発で連携することにより、システムを活用した新たなコミュニケーションによる自社の働き方や業務の変革を進め、これらの成果をソリューションとしてお客様に提案していきます。
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