【重点課題1】グローバルなコンプライアンス意識の向上とリスクマネジメントの徹底:2015年度の活動「コンプライアンス」
※このページはサステナビリティレポート2016の記事内容です。
- 資料・データ:コンプライアンス・リスクマネジメントに関する情報(PDF:1.1MB)
コンプライアンス
富士フイルムグループでは企業活動の基本ポリシーとして、「富士フイルムグループ 企業行動憲章・行動規範」を制定し、法令や社会倫理に則った活動の徹底を図るとともに、コンプライアンス宣言を通じて、事業活動においてコンプライアンスが優先することを明示しています。富士フイルム、富士ゼロックスの両事業会社には専任部門を設置し、定期的な教育などを通じて、グループ全体におけるコンプライアンス意識の浸透と向上を図っています。
富士フイルムは、2015年度にはコンプライアンス意識の浸透の確認と課題の抽出を目的として、国内の全グループ従業員を対象にコンプライアンス意識調査を実施しました。また2012年4月に腐敗防止規程をグループ各社で導入以降、定期的に教育、監査を実施してきましたが、2015年度は重点地域へ赴いての実地監査、教育を実施し、一層の強化を図りました。富士ゼロックスは、2015年度にはハラスメントの理解促進のためのケーススタディや、他社の事件を参考にした不正会計防止のニュースレターを社員向けに発信し、またビデオ教材による全管理職向けコンプライアンスウェブ教育や、コンプライアンスポスターの掲示も行いました。
〈腐敗防止について〉
富士フイルムグループでは過去に当局から腐敗行為で調査を受けた事例はありません。
今後の進め方
富士フイルムは、意識調査や教育を通じて抽出された課題を中心に、きめ細かい教育・研修等を充実させ、より一層のコンプライアンス意識の充実を図ります。また海外のグループ会社との連携を強化していきます。また富士ゼロックスは、2016年度から「倫理・コンプライアンス委員会」を、より上位の会議体である「CSR会議」に統合することで機能強化し、同会議で審議・決定された企業倫理・コンプライアンスに関係する重要な施策を、各機能組織の長からより迅速かつ確実に展開できる体制に変更します。