【重点課題1】グローバルなコンプライアンス意識の向上とリスクマネジメントの徹底:2015年度の活動「リスクマネジメント」
※このページはサステナビリティレポート2016の記事内容です。
- 資料・データ:コンプライアンス・リスクマネジメントに関する情報(PDF:1.1MB)
リスクマネジメント
富士フイルムグループでは、各事業会社において適切なリスク管理体制を構築しており、リスク予防や発生したリスク案件への対応等は、各事業会社からCSR委員会事務局に報告されます。重要なリスク案件については、CSR委員会において適切な対応策を検討・推進しています。
富士フイルムは、2015年度は富士フイルムグループ各組織のリスク管理担当者全員を対象とした研修会を行い、企業不祥事防止に関する取り組みを取り上げました。また、海外で働く従業員の安全リスク管理として、新興国等へ出張・赴任する従業員への対応を強化したほか、情報セキュリティについて標的型攻撃を想定した訓練や、ウェブ教育の実施により、従業員のレベルアップを図りました。富士ゼロックスは、毎年、社会情勢や環境変化、事業内容、想定されるリスクの発生確率や経営への影響度、事業体制や社会状況の変化などを鑑み、その年の重点テーマを定めています。2015年度は、大規模災害全般や新型インフルエンザ対応、情報セキュリティなど、会社が重点的に取り組む重大リスクの特定を行い、対応状況についてCSR会議で審議しました。
今後の進め方
富士フイルムは、大規模災害対応、情報セキュリティの強化に加え、引き続きPDCAの仕組みをもとに重点リスク課題を抽出し、具体的なアクションプランを策定・実施していきます。富士ゼロックスは、災害時の事業継続、伝染性疾病の蔓延に備えた取り組みなど、CSR会議で審議した重大リスクについて、さらに取り組みを強化していきます。