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生活:事業を通じた社会課題の解決

 

<事例4> 産官学民連携で地域のみらい創りを目指す「遠野みらい創りカレッジ」

[重点課題2]

富士ゼロックスは、地域社会への貢献を重要テーマの一つに掲げています。サステナブルな社会の実現には地域の果たす役割が大 きく、地域課題に企業が目を向け、事業を通じて解決モデルを提案することが、グローバル規模の社会課題解決、さらには企業価値向上につながると考えるからです。

東日本大震災の際は、2011年10月に復興推進室を発足。岩手県盛岡市に拠点を構え、釜石市を中心とした沿岸被災地と被災地支援を行う遠野市での復興推進を軸に活動。地域現場に深く入り込むことで課題を導き出し、釜石では地域医療を包括的にケアする仕組みとして患者情報統合システムを開発・提供しました。こうした3年にわたる活動の延長として、2014年4月に開校したのが「遠野みらい創りカレッジ」です。

同カレッジは、富士ゼロックスのノウハウである課題を抽出し、総意を形成するコミュニケーション技術を活用し、市や住民、NPOなどさまざまな方々が対話を繰り返した結果、遠野市のみらい創りを担う事業として生まれたものです。遠野市の主要施策と産官学・地域の連携交流拠点、さらには災害時の防災拠点として、富士ゼロックスと遠野市が協働でプログラムの構築・運営を担い、対話や研修、グループワークなどを通して、地域の発展、文化保護、産業創出、人材育成などに結びつける活動を推進していく予定です。

今回の復興推進で実現した地域の潜在的な課題を解決し事業化に結び付ける試みは、今後他の地域にも拡大すべく、活動の継続を目指していきます。

遠野みらい創りカレッジの役割

[画像]遠野みらい創りカレッジの役割

[写真]旧遠野市立土淵中学校の建物を使用。閉校した校舎の有効活用事例としても注目される

旧遠野市立土淵中学校の建物を使用。閉校した校舎の有効活用事例としても注目される

[写真]2014年4月から様々なオープンカレッジのプログラムがスタート

2014年4月からさまざまなオープンカレッジのプログラムがスタート

※このページはサステナビリティレポート2014の記事内容です。


   
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