健康:事業を通じた社会課題の解決
※このページはサステナビリティレポート2014の記事内容です。
【世界のがん発症数予測】
出典)世界保健機関(WHO)「World Cancer Report2014」
医療が進化し続けても、いまだに有効な治療法が確立されていない疾病は数多くある。たとえばがんによる死亡は世界中で増え続け、特にアフリカ・アジア・中南米での発症者数が増大しているといわれる。有効な治療法とともに、新興国における早期発見・治療の重要性が叫ばれている。
「健康」は人々にとって最も関心が高く、重要なテーマですが、医療の格差、医師不足、医師負担の増加、医療費の高騰など、さまざまな課題があります。富士フイルムグループは、創業間もない1936年からレントゲンフィルムの製造を始め、長年、診断領域で貢献してきました。近年、「予防」「治療」へも領域を拡大、当社グループの成長戦略の一つと位置づけ、「人々の健康」分野での貢献の幅を広げることに取り組んでいます。今回の計画策定にあたっては、当社グループのもつ製品、サービス、技術を棚卸しし、社会課題解決に向けた貢献の可能性の大きさから4つの課題を設定しました。
【重点課題1】 医療サービスへのアクセス向上
- 【目標】(1)新興国の医療環境の改善
- (2)災害・救急医療における診断機会、精度の向上
- (3)医師負担の軽減による診断機会、精度の向上
【重点課題2】 疾病の早期発見への貢献
- 【目標】正確性を向上、身体的負担を軽減した検査システムの普及拡大
【重点課題3】 アンメットメディカルニーズへの対応
- 【目標】有効な治療法が見つかっていない疾病の治療薬の開発
【重点課題4】 健康増進、美への貢献
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