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生活

 

※このページはサステナビリティレポート2016の記事内容です。

<トピックス2>磁気テープによるデータアーカイブ
様々な貴重データを安全・効率的に未来に残す技術

[重点課題1][重点課題2]

[画像]磁気テープによるデータアーカイブ 2013-2015年活動経過

世界中のあらゆる領域の情報や歴史的資料がデジタルデータとして保存され、増え続ける現在、データをいかに安全・安価・効率的に長期保管していくかは大きな課題となっています。

富士フイルムはこの解決策として、独自のBaFe(バリウムフェライト)磁性体技術による大容量磁気テープを世界で初めて実現し、さらにその磁気テープを活用したデータアーカイブサービス「d:ternity」(ディターニティ)を開始しました。磁気テープは長期保存性に優れ、常時通電を必要とするハードディスクに比べて電力コストもCO2排出量も10分の1に削減できます。またサーバー保存時のようなシステム障害やウイルス、ハッキング等の危険性もなく、今や記録メディアの主流となりつつあります。

2015年には、BaFe磁性体の磁気特性を大幅に向上し、塗布型磁気テープにおいて世界最大容量となる1巻あたり220TB※1、世界最高※2の面記録密度123Gbpsi※3でのデータ記録・再生をIBMと共同で実証しました。今後はこれらの量産化も視野に入れ、さらなる高性能・高品質のメディア・サービス提供に取り組んでいきます。

※1 2015年4月9日発表時点。非圧縮容量。当社調べ

※2 2015年4月9日発表時点。塗布型磁気テープとして。当社調べ

※3 Gbpsi:面記録密度を表す単位であり、Giga bits per square inchの略

[図]LTO Ultrium7 記録容量

2015年11月には最大記録容量15.0TB(非圧縮時6.0TB)、高速転送750MB/秒( 非圧縮時300MB/ 秒)のLTO Ultrium7を発売

実証に成功した220TB・面記録密度123Gbpsiの磁気テープは、CD約31万枚分、書籍に換算すると2億2,000万冊に相当するデータを記録可能

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